思いついた現代の[童話]

「あぁっ!」
きこりは湖の中に携帯電話を落としてしまいました。
「困ったなぁ。あれがないと仕事が出来ない…。」
すると、湖の中から女神様が現れ、こう言いました。
「あなたが落としたのは、この金のケータイですか?それともこの銀のケータイですか?」
きこりは正直に答えました。
「金でも銀でもないです。白でカメラ付きのやつです。…あっ、あと、ミッフィーのストラップくっついてます!」
すると女神様はこう言いました。
「あなたは正直者ですね。ご褒美にこの金のケータイと銀のケータイを差し上げましょう。」
「…いや、それじゃ意味が無いんだけど。」
「嬉しくないのですか?でも私は忙しいので、この辺で…。さよなら〜。さよなら〜。」
「ぇぇー。」
きこりは仕事を失いましたとさ。